阪神遠征記 2日目
6月16日(日)
連闘の2日目。
メンバーは東京ベテラン組ののモリさん、マキさん、SSユタカことキタノさん、
そして私四国の井崎である。
宿は三宮のサンホテル神戸である。キタノさんがインターネットで手配してくれた
が、食事付で4800円は非常に安い。
部屋のテレビも大きく前夜はイングランドの快勝(デンマークに3−0)ぶりを堪能
できた。
(うるさい親子)
しかしである。15日夜にホテルで不愉快な出来事があった。
私は707号室であったのだが、廊下で母子の声がうるさいこと。
家族で泊まっていたのだろうが、母親のわめきちらす声が耳障り。
一旦収まっていたが、深夜にも母親が甲高い声でわめいている。
とても寝られやしない。
あまりにもひどいのでフロントに電話して「なんとかならないのか、迷惑だ」
と言ってしまった。後味は悪い。その後静かになったかと思いきや、
また30分後にうるさいことうるさいこと。
これは本当に参った。
ホテルを自分の家と勘違いしているのか思えるような行動であった。
翌朝、モリさんも同じ思いをしたということであったが、マキさん、キタノさんは
階が違って全く知らず。結果的にはこの迷惑を被った2人が負ける結果になった。
ほんと恨めしい親子であった。
(スポーツ新聞)
サンホテルには金、土の2泊。モリさんから昨日の朝はスポーツ新聞が売り切れで
三宮駅まで買いに行ったという話を聞いていた。
朝食後にホテルの向かいにあるコンビニに新聞を買いに行ったが、昨日より遅い
時間だった(8時頃)がちゃんとスポーツ新聞はあった。
昨日のはサッカーで日本が決勝トーナメントに進出を決定したのでスポーツ紙が
売れに売れたのだろうということがあとでわかる。
昨日は競馬をやる人が多いのか(新潟遠征の時にコンビニ新聞売り切れを経験)
と思ったのだから笑ってしまう。
(いざ出発)
9時にホテル発。
おとといまでは7時に集合して、指定席の当日売りをゲットせねばという予定であった。
今回はどーせ客も少ないだろうからということで、ゴンドラ席にアタックしていたところ
全員外れ。しまった誰かはA指定にしておけばと後悔していたのだが、JRA松田さんの
取り計らいで来賓席に招待してもらえることとなり、ラッキー!であった。
ホテルから三宮駅までは6分程度。
駅のコインロッカーに私だけ出張帰りの荷物を預ける。
回数券は昨日使い切ったので、本日も買う。
14枚つづりを買ったあとで、その横に7枚つづりがあったことに気づく。
いやー阪急さんはなかなかいい切符を売ってるなあと感心。
こういうかゆいところに手がとどくサービスをやり顧客満足を得るということは
非常に重要である。
(ネクタイ)
昨日より30分ほど遅い時間だったためか、仁川行きの電車はえらくすいていた。
入場は昨日もらって残しておいた来賓用招待券で悠々入る。ただ今日は券を取り上げられて
しまった。記念になくなったと思っていたらモリさんが余りをくれた。
来賓受付で名前と受け付け番号を告げたのだが、
「上着とネクタイ着用を言われていると思いますが?」
と受付嬢に言われて、「えっつ!」
上着は着ているが、今日はポロシャツだ。キタノさんも同様。
荷物をコインロッカーに預けてしまったので無い!
さあ、困ったと思いきや、
「これ使いなさいよ」とマキさんがネクタイを渡してくれた。
2本持っていたなんて驚き。
ポロシャツにネクタイをつけるなんて初めてのこと。
でも入れてくれないのならしゃーないわい。
首に違和感を感じながらの競馬となる。
なにせこの2日間は暑い。
5階の来賓席に行ったら外そうかと思ったがみんなちゃんと着用しているので
あきらめた。
(飛び込み自殺)
入場に手間取ったので1Rはギリギリ。一応電話投票で買っていたのでよかったの
だが、A評価サマーナイトシティの単、複を締め切りベルと同時に購入。
飛び込み自殺か?と思いきやこれがきっちり1着。単390円、複130円
枠連970円抑えも的中して昨日同様上々のスタート。
(悪魔のささやき)
昨夜はすべてのレースの評価を完了。
AAA評価馬は2頭いる。
福島9Rシャイニンググラスと函館12Rタニノエタニティであった。
行きの電車の中で私の評価を見ていたキタノさんが、4RのA評価馬は
人気薄ですね。
パークファミリー(服部)である。
昨日から未勝利の成績がすごくいいので期待できるかも知れない。
マキ、モリ組にも特注馬としてお知らせする。
これがモリさんへの悪魔のささやきとなってしまったようだ。
モリさんは早速オッズチェックで2Rの前に単20倍くらいだ。
みんな知ってる?
2R B−C 1,930円
3R A−抑え 300円
と的中し浮きの状態で4Rを迎えた。
この未勝利は極低レベルの様相。何がきてもおかしくない。
パドック、返し馬ではパークファミリーはよく見えない。
悪くはないので可もなく不可もなくといった評価。
それでも騒いだ責任もあり、馬連、ワイドで総流し。
結果は4着。馬券にならず。
後で聞くがモリさんは帯封がもらえるくらいの勝負をかけていた
ようだ。ゴメンなさい。
傷心のまま5R障害は人気馬3点BOXを早々に買い、キタノさんと昼食。
5階のレストランのラウンジになっているところで「カツカレー」を頼んだ。
昨日のVIPルームと同じメニューだが料金が微妙に違った。
ハンバーグが昨日1800円、今日のカレーは1300円。
ま、タダ席料と思えば安いか。味は昨日よりマシだったかな。
(勝負の分かれ目)
キタノさんが来たときに「キタサン」が出走すれば連対する!という経験則が
ある。
ニュージーランドTのキタサンチャンネル、ローマンエンパイヤの2勝目を上げた
時のキタサンオーシャンである。
今日はなーーんとこの2頭+新馬キタサンペンダントと3頭も出走。
すべてが絡むことはないにしても注意が必要である。
6R新馬は好メンバーが揃った。
キタサンペンダントは7枠8番。
四国の井崎の格言「フジキセキ産駒牝馬の新馬は走る!」
これに該当するのが8枠10番「ワナ」である。
3番シルクコジーン(武豊)、1番テイエムテンライ、11番マルロスが上位人気を
形成して、ワナが続き、キタサンは人気があまりない。
結果はこの2頭できれいに決まり4,250円。
パドックではワナと同枠11番マルロスが非常によく見えた。
これと3番。
3,10,11でほぼ堅い。この数字は今日のトリプルボムになっている。
10−11勝負!
単11 複10と買いこの3頭で勝負。
ワナの単オッズは10倍近いところ、こう人気がないと単を買う気が少なくなり
複勝でいいやと思うのだから勝負弱い。
キタサンはあまりよく見えない。本家キタノさんもうーんあんまりよく見えないなあ。
ただ気になるので追加買いに。
相手は1,3,11でありワナが抜けている。
枠連7−8で抑えたら(10倍以上つくのだから)と忠告しつつ、自分も7−8が抜けて
いる。
結果は10−8−3−11と入り、うーーーーん、へぼ。
ワナは無茶苦茶強かった。単が6倍くらいなら単で勝負したのになあ。単930円
当たったのはワナの複勝290円と3−10ワイド410円のみ。
ぐすん。
その横でガッツポーズはマキさん。
8−10を特券で的中!お見事。
モリさんもこのワイド1020円を3000円的中だそうだが4Rの痛手は
あまりに大きいとのこと。一体いくら勝負してたのかしらん。
(熱くなったままの勝負は)
6Rは相当熱かったですな。
そして迎える7R未勝利1400m。
フルゲート18頭に好調馬が目白押し。
タイム評価ではほとんどの馬がよくて4Rとは逆にハイレベル。
その中でも12番エクセレントパレスが少し抜けている。
これで勝負だ。
今日はこのレースは混戦なので勝負するつもりはなかった。
しかし6Rで熱くなったため行ってしまった。
吉田稔騎手は昨日の岩田フィーバーにはならずことごとく負けてしまった。
エクセレントは先行したものの伸びず6着に終わる。
3着には15人気のサンライトブルーが突っ込んでワイド1−14は21,710円の
万馬券になったがこの14番をモリさんは買っていた。
相手はやはり12番。惜しかった。
その12番は次の8Rで2着。こっちを勝負レースにしていたら◎△で的中し
1,280円であった。しまったなあ。
(特別戦)
さあ、特別戦に。
福島9R広瀬川特別は自信の本命15番シャイニングラスだ。
相手は5枠9番ノボチッチ、2枠3番ジャレスだ。
その他タイム評価のマークは2番、4番タイキリキオーしかついていない。
と思ったら11番タイガーカフェの評価値が抜けていることに気づく。
でもタイム表は持ってきていない。仕方なくこれを4番手にしてしまった。
マキさんは4−15を買っているというので自分のマークもあり、買えた
のだがブックのコメントが弱気ということで落としてしまい枠連の抑えに。
レースはちょっと苦しいかなと思えたが末が切れてシャイニンググラスが
快勝。2着は4番と3番の争いを4番がしのいで2着。
4着は9番。
ほぼ完璧な評価であったのに馬券はあまり儲からず、へぼ!
マキさんは会心のヒット。
単170円 馬連1,850円 枠連1,190円 ワイド3−15 950円
この時点ではほぼ原点あたりまで復帰できたのだが、これ以降惨敗。
(T原博士)
マンハッタン博士に久しぶりに電話。
電話で確認。
福島
9Rはやはりシャイニンググラス。
10R ホッカイローチェ
これはお世話になりました。
全くのノーマークだったので100円だけ流しただけですが1−2で20倍。
11R バーガンディレッド
これはモリさんが勝負したようです。
阪神9R ゼンノスプーン
10R ゼンノスウィング
私のA評価と一致したので行ってみましたが小原騎手ではだめだった。
なんと言っても今日の重賞の評価。サンフォードシチーは数値がすべて良すぎて不安とか。
(キタノ氏復活!)
土曜日は払い戻しゼロで今日の午前中もだめ、新馬戦もだめで払い戻しゼロが続いていた
キタノ氏でしたが、見事に復活。
キタサンが3頭も出てくれたおかげでしょうか。
福島11R バーデンバーデンカップは1,2,3着のワイド完全的中。
4 モルフェデスペクタ
5 ロードキーロフ
3 シベリアンメドウ
馬連も持ってましたが、シベリアンが届いてくれたほうがよかったみたい。
馬連 4−5 1,170円
ワイド 4−5 540円 3−4 680円 3−5 480円
やはりメインをビシッと当てるといいですね。
(父の日は牝馬を狙え?)
今日の勝負レースはなんと言っても今週唯一の重賞プロキオンS。
私の狙いは8歳馬ワシントンカラー。
軸はスターリングローズで仕方ないとしても2着は狙える。
タイム評価は3走前の根岸Sの3着がきいて(+0.9)2番手。
3,3,3着のホームラン馬
前走、前前走とも13番ゲートに入っている。
厩舎コメントも強気
本日のトリプルボム3,10,11に該当
そしてパドックもよく見え、返し馬も良かった。
更に今日は父の日だ。
母の日が8−8だったから、父の日は7−7。
これだけの要因が重なり、これはもう行かねばならぬということで
勝負!
したけど、見せ場なく11着とは。
(すごくいい感じで行けていたが伸びきれなかった(武幸四郎騎手))
不可解な負け方。
楽勝のスターリングローズの2着は唯一の牝馬。ヤマカツスズランが。
枠連で1140円もつくになら買えだったなあ。
函館のメイン大沼Sも2頭しか出てない牝馬同居した5枠のプリエミネンスが快勝。
父の日は「乳」の日か、とほほ。
キタノさんはキタサンチャンネルを含めたBOXでちゃんと的中。
(最終レース)
東京組は新幹線の時間の都合で最終レース前に退場。
マキさんはそこそこだったがモリさんは4Rで死ぬほど負けた?という
せりふを残して。
最終レースはもう1頭のAAA馬タニノエタニティがいるのでどうしても
見たい。
そして阪神最終はキタサンオーシャンが。
ともにゼッケン7番である。
おまけに福島も7番ニーマルハヤテも◎である。
最終レースはすべて7番狙いでわかりやすい。
函館は1人気ヒマラヤンブルーは買っておらず、タニノエタニティが2着になんとか
来たが馬連は外れも、3着ニシキオーカンとのワイドが310円ついてなんとか
配当は確保。
福島はメインのバーデンCにちなんだバーデンフォンテンの快勝でニーマルは
なんとブービー。
こうなりゃ阪神最終のキタサン頼み。
がんばったもののクビ、クビの3着。
ワイドをキタノさんと一緒に的中。
ワイド4−7 1,440円 7−9 1,700円
終わってみれば10R、11Rでの惨敗が効いて大きく負け越し。
このところ競馬場で勝ったためしがない。
(ナビゲータなしの帰路)
さあ、2日間目一杯の競馬三昧は終わった。後は帰るのみ。
新幹線新神戸発17時51分にレールスターが目標。
いつもはO元TMのなにげない誘導で帰路についていたことを痛感するハメになった。
仁川発の臨時急行に乗った。
始発なのでぎゅうぎゅう詰めにならずに快適。
梅田行きの人には乗り換えなくていいわけでvery goodと思いながら乗っていたのだが、
なかなか西宮北口に到着しない。
おかしいなあ?
おまけに景色がどうも違って見える。
キタノさんに「おかしいことないですか?」
「西宮北口には停まらないのでは?」
と聞くと、
「そうかなあ、停まると思うけど。まだじゃないですか?」
ということで停車案内図をみると、
なんと急行は「西宮北口」には停車しない。!!
ゲッ!
そんなこと乗ったときにアナウンスせんかい!
と言っても後の祭り。
幸い梅田までは行かなくて「塚口」とか言う駅に停車。
ここで反対方向に乗り換えて、西宮北口で特急に乗り換え三宮へ。
やっと着いたわい。
ボーっと出口へ出たところ、
いつもと景色が違う!
反対側へ出たみたい。
地下鉄乗り場の案内はあるが、
私の荷物をロッカーに預けているので取りに行かねばならない。
これで迷う、迷う。
いつもならO元TMが誘導してくれているので何気なしに引率されていたことを
いやというほど思い知らされた。
なんとか見慣れた光景に会い事なきを得たが、ロスタイムは15分以上。
それでもなんとか18時2分のひかりに飛び乗り、缶ビールで乾杯。
マリンライナーはグリーン席は乗れなかったが、席は空いていた。
これでほっと一息。
いろいろあったけれども、2日続けて来賓席というのは今後ないだろう。
席料がタダだっただけに、今回は(も?)JRAに預金をしてくるハメに
なった。
次回は秋の阪神か?はたまた中山か?
もういいかげん競馬場では勝てないという汚名を返上したい。
関係者の皆様、どうもお疲れさまでした。
2002.6.23記