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少し前の師匠の書き込みにあった川上弘美さんのエッセイ、 買ってないし、読んだはずないのに、なぜか内容を知って ました。
なんでだろう?とボンヤリ考えてたら、さっき風呂の中で ふいに思い出しました。あれ、以前、日経新聞に連載され ていたものですね。毎回というわけじゃないですが、とき どきは読んでたので、たまたま読んでたものを師匠が紹介 されたんでしょう。
川上さんの作品は、昨年の「古道具中野商店」と芥川賞受 賞作「蛇を踏む」を読んだことがありますが、独特のタッ チでソフトな虚構の世界を描く方ですね。
特に「蛇を踏む」は、エンターテイメント性に乏しい純文 学作品なので、「おもしろい!」というものではありませ んが、虚構に虚構を重ねてフェミニンな幻想世界をつくっ ていて、川上さんの特徴がよく出ている作品だと思います。 癖が強いとも言えるので、こういうのを受け付けない人に は全くダメというタイプの作品ですが(実は私も苦手)、 文庫本に納められている表題作を含む3作品、どれも出だ しの1行だけで読者を虚構の世界に引きずり込む、川上さ んの力量に感服した覚えがあります。
ところで、私事ながら、今日(もう昨日か)、職場で異動 の内示があり、3月に隣のビル内の部署に異動(移動?) することになりました。たぶん、TDさんと似たような仕事 もすることになるはずです。
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