「マンガでわかる1万円起業」

クリス・ギレボー/原作
あいはら せと/まんが
本田 直之/監修

飛鳥新社


  




個人事業主開業に当たって参考になるかなと思って取り寄せた。
原作はクリス・ギレボー氏の「$100 Startup」

海外事例はすべてこの原作の実例。
ただ若い人が簡単な気持ちになるとヤバイのではないかなという不安もよぎった。


参考になったところを書き残しておく。


◎誰でもコンサルタントになれるテンプレート

私はクライアントが○○するお役に立ちます。
クライアントは(コア・ベネフィット)と(二次的ベネフィット)を受けられます。
私は1時間○円あるいは、1件の依頼につき○円の定額料を請求します。

・ホームページに載せるべきこと
a 私は(スキル・資格)できます。
b 私のサービスにより
  実際に人を助けた例を2つ挙げる
c 私の料金には(内訳)が含まれています。
d 私への依頼は(コンタクト方法)

・最初の文章で大事なのは、広すぎるテーマではなく、「特定の問題解決」に
 絞ること。
 また価格は安くしすぎないように注意。
 相談料が安すぎては依頼されない。



◎ お客からアイディアを集める
 ○について一番困っていることは?
 ○  〃   知りたいことは?
 ○  〃 どんなことをしてほしい?

これをもとに 影響、手間、収益性、将来性 の4つで評価して意思決定する。


◎ 断れないオファー(お客様への提案)とは

1 オファーを作成する
  何を売るのか
  いくらで売るのか ○ 円
  誰がターゲットか
  1番のベネフィット
  2番のベネフィット

2 オファーを人に説明する
 @ この商品はすごい!(1番のベネフィット)  
 A こんなことまでできる!(2番のベネフィット)
 B しかも、何の心配もない(懸念への対処)
 C ほら、何をぐずぐずしているんですか?(行動を促す)


◎ FAQで反論を先回りしてつぶす
 Q1 本当に効果があるとどうしてわかる?
    実際に次のような効果があります(データなど)

 Q2 あなたにお金を任せて大丈夫?
    私たちを信頼してください、なぜなら…。
    (あるいは、私たちを信頼する必要はありません。
     なぜなら実績のある第三者機関と連携して…)
    
 Q3 他の人はどう思っている?評判いいの?
    次のような喜びの声をいただいています。

 Q4 お金を払わなくても手に入るのでは?
    無料では手に入りません。
    (あるいは無料のものは品質が劣ります)

 Q5 オンラインで個人情報を送るのは心配
    セキュレティは万全で、過去に一切トラブルはありません。

 ⇒このQAはあんまり参考にはならなかった。
  ただFAQを用意するというのは大事かなと思った。


☆ 限られた資金で企業できる例

  最初の資金がいらないのは理解できるけど、その後の収益を上げるルールあるの?

  あるよ、遊さんの例を挙げて説明してあげるよ。
  原則1 コストではなく「ベネフィットに基づく価値」

  「僕が1時間仕事したから○円もらわなきゃ」じゃなくて、
  「ゲームで強くなるのに払いたい値段」で
  って決めています。

  原則2(限定的な範囲で)何種類かの価格を提案しよう
   時間単位で料金を決めていますが、
   3時間でいくら
   6時間でいくら
   という販売パックを用意しています。

  原則3 2回以上稼ぐ
   だいたい1回では全部取得できないので
   次も…というリピータが多いです。

  定期的なサービスとしてレッスン継続も用意している。


☆☆ A41枚の起業プラン

1 成功の基準 
  顧客数   または 収入        (年間・月間)

2 問題点
  どんな問題が予想される?
 @
 A
 B

 解決策は
 @
 A
 B

3 期日
 このプロジェクトを   までに立ち上げる

4 概要
  何を売るか?
  誰が買うのか?
  誰の役にたつのか?

5 お金
  いくら請求するのか
  どうやって支払を受け取るのか
  このプロジェクトで稼ぐほかのオプションはないか

6 売り込み
  お客にどうやって知らせるか
  どうすれば口コミで広がるか


以上 参考にはなったと思う。