「博士の愛した数式」  
 
 小川 洋子
   新潮社   

競馬ブックの八方破れで紹介されていたので読んでみた。
家内に図書館で借りてきてもらった。家内はすでに読んでいた。
有名な本だったらしい。

一気に読んで楽しんだ。
交通事故のために80分しか記憶がないため、1974年以降の記憶がないという
風変わりな数学者の博士と、お手伝いさん親子の物語。

江夏豊の大ファンの博士。

背番号28は完全約数  1+2+4+7+14=28

220と228は「友愛数」
それぞれの約数で自分自身を除いた数字の和がお互いの数になるという不思議な関係。

714 と715の積は最初の7つの素数の積に等しい。
714*715=2*3*5*7*9*11*13*17

714と715の素因数の和は等しい。

714=2*3*7*17
715=5*11*13

2+3+7+17=5+11+13=29

πi + 1 = 0  美しいオイラーの公式

などなど数字の面白い話がちりばめられていて
数字が大好きな私としては非常に楽しかった。