「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」
 −身近な疑問から始める会計学−

山田 新哉  公認会計士
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/shinya-yamada/14_rinji/index.html


ホリエモンのプログで紹介されておりタイトルが面白そうだったので
早速読んでみた。
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/index.html#21521969

あっという間に読めた。
非常に読みやすく、わかりやすい。
会計の基本が理解できる本である。

身近な疑問から入っているところがいい。

「さおやー、さおだけーーー」
これまで声を聞いただけで買ったことも誰かが買っているところを見たこともない
商売であるが、その利益のからくりを実際の購入例などから推理している。
おもしろい。

また、ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
さらに、在庫だらけの自然食品店

など、どうして経営が成り立っているの??という疑問に答えてくれる。

会計学はちょっとと引いておられる方には超オススメである。

TQ (Time Quest)
心の安らぎを発見する時間管理の探求


ハイラム・W・スミス 著   黄木 信 ジェームス・スキナー 訳

キングベアー出版

2年前になるだろう。
東大工学部システム創生学科創立記念会へ企業のインターンシップ担当として
出席し、そこで宮田秀明学科長の講演を聴いてMOTを初めて知ったのであった。
宮田先生の本「理系の経営学」は早速購入して読んで感激していた。
これについてはHPに掲載するつもりで準備していたが出来ていない。

もうひとつ学生の発表の中で、時間管理についてよかった本ということで
題記のインデックスを紹介されたのでアマゾンで購入していたが
これまで積読していた。
今回もったいないので読んでみたが、
イマイチ。

完全にキリスト教徒の西洋人の合理的な考えの押しつけであり
個人的にはそっくりは受け入れがたいものであった。
自分の憲法を作り、価値観をしっかりさせる。
その順位付けをしておくことで迷わずに判断できるというもの。
その価値観に正確に基づいて長、中、短基の計画をしっかりたて実行していくと
心のやずらぎが生まれる。
それは、そうだがなあ。
自分は、夢は持って熱意を持って進めばいいが、途中流れが変わればその流れに
身を任せて生きていこうという考えを持っているので
すべて最初からこうだと決めつけてそのとおりきっちり実行してゆこうという主張に

ガマンならないのである。

またハイラム氏の起業した会社の宣伝みたいなところが
多くでておりあまり面白くなかった。
それでも最後まで読んだ。疲れた。

フランクリン・コヴェージ社のHPはこちらである。
http://www.franklincovey.co.jp/

ただ、受け入れるべきいくつかの示唆はあった。
ハイラム氏が主張していることよりも、引用している事例の方がはるかに説得力が
あった。

「人に仕えるリーダーになる」という軍隊でのハイラム氏の事例はこれは素晴らしい
と思った。

自分の部下を幸せにするのがリーダーの努め。
あれせよ、これせよと指示する前に、
部下が生き生きとやりがいを持って仕事ができるようにするのがまず第一だろうと私
は思っている。
その信念を後押ししてくれる事例であった。ここだけは満足した。