「鈍感力」

渡辺 淳一 集英社



タイトルが面白そうということで、これまた家内が借りてきてくれた。
PLAYBOY日本版に2005年7月号から2006年11月号の17回の連載をもとに加筆修正されたもの。

非常に読みやすくできている。

鈍感、ドンカンという言葉からは「にぶい」といった印象でいい感じを受けないが、
渡辺さんの言う鈍感力とは、人間としてのおおらかさと、からだが丈夫なことという意味で
大きな能力といっているのである。

ドンと来い、少々のことはゼンゼン気にしないよ という態度を心身ともに取れることが
人間として、人として大きなアドバンテージになるということをいろいろな例を引いて示して
くれているのである。

「睡眠力」
よく眠り、すっきりと起きられる。
よく眠れること、これもまた、まぎれもなく才能なのです。

とあったが、私自身、むかしは寝つきが非常に悪かったが今はすぐに眠りに落ち
そして朝はすぐに起きられるようになってとてもいいなと感じていたので
この言葉は印象に残った。


そして女性は強い、特に母になると鈍感力がついてたくましくなるというのはさもありなんであった。

楽しく読めるので、何かふさぐ気持ちになったときなどは読み返したらいい本であろう。

ネットに紹介のページもある

http://www.shueisha.co.jp/donkanryoku/