「健康という病」
  五木 寛之  幻冬舎新書


【内容紹介】
健康を過度に気遣うことは、深刻な病気である! 正しい情報を見つけ出すヘルスリテラシーのすすめから、養生の作法、医療との付き合い方まで、健康ストレスがみるみる解消する新・健康論を紹介する。

【著者紹介】 1932年福岡県生まれ。早稲田大学中退。「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、「青春の門」ほかで吉川英治文学賞、「親鸞」で毎日出版文化賞受賞。菊池寛賞受賞。

 
            

これはエッセイであり、五木さんが好きなまま書いているのであんまり参考にならない。
だって昼寝て夜起きる昼夜逆転で生きてきた人なんだから。
こんなもんで本が売れて著作料がいただけるなんて羨ましい限りである。

共感したのは1か所だけ

私の言葉を注意深く聴いて下さる医師のかたがたが、一度も私の脚をさすってくれなかったことである。
「痛いのはこの辺ですか?それともここのところですか?こうして押すと痛みがありますか?」
などと形だけでも医師の手で触れて欲しかった。

→これならAI診断の方が優秀ではないか。パソコンでデータを覗くばかりで触診をしないなんて信じられない。
 有名な大学病院で初めて膝の痛みの診断をしてもらった時のことであったとんもこと。

義母にも言っておきたいことがあった。
膝の痛みには一番に減量。
1Kg体重が減ると、膝にかかる負担が4kg少なくなるという。

オイルショックならぬ「老いる」ショック これは笑えた。
「最近、自分の老化の進み方にショックを受けることがある」
と言ったら、すかさず
「老いるショックですね」と切り返された。


 

http://www.gentosha.co.jp/book/b11381.html