「マスカレード・ナイト」

  東野 圭吾  集英社


【内容紹介】
若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。
犯人は、ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティに姿を現す? 
あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び−。「マスカレード」シリーズ。



Masquerade Night

いつも東野圭吾の作品はタイトルが初めて知る言葉で一体何だろうと思わされる。
今回のマスカレード・ナイトは大晦日の仮面カウントダウンパーティのことだった。

Masquerade ; 仮装舞踏会、仮装

東大出のロス育ちの新田浩介が捜査でフロントに入るホテル・コルテシア東京のコンシェルジェ山岸尚美との2人が主人公と言える。
過去もこのコンビでの作品があり読んでいなかったが、読み始めてすぐにそのことはわかった。

尚美の名コンシェルジェぶりが楽しませてくれる。
それにしてもいつも東野作品では突飛な個性の人物が出てくるという感想だ。

ま、今回もそんな感じ。
浅見光彦のように新田もマドンナ尚美とは結ばれそうで全然そうならない結末となるのが
ふーん、そんなもんかねー。

まあ、楽しませてくれる作品。
後味は悪くはない。

いろんな伏線が敷かれている。