「人生を強く生きる83の言葉」

松岡 修造   アスコム


  
  


錦織の活躍で松岡修造さんにもスポットライ当たってきた。

元気印一杯の松岡修造の書。

本人も何度も書いているが本当の自分は消極的、ネガティブ。

そのせいだろうか、何か無理な感じをうけてします。

そんなに力を入れなくともしっかりやればいいのだが、根が消極的だとカツを入れ
ないと

なかなかそうできないためなのだろう。

またうすっぺらに感じるところも残念ながらあった。

気に入ったのは次の2つだ。

ガンバレ!と応援するのではなく「ガンバっているね」と認めてあげること

大丈夫。これには全部人が入っている。
「花燃ゆ」でよくでてくることば「せわーない」も聞いていて何かしら安心でき
る。
大丈夫、大丈夫 と言い続ければいいのだ。


あと足らないと強く思ったのが
「みんな竹になろう」竹のようにしなやかに

だが、基本的なところが抜けている。
それは竹には強い「節」があることだ。
人間も竹のように「節」を持とう。というのが私の言葉だ。

会社で送別会などでよく話をするので、それをここに引用しておこう。


2011年2月の送別会での本部長の言葉です。

大学時代の教えで、印象に残っている言葉あります。
人生の大きな節というもの。
これは3つあると。
「就職」、「結婚」、「出産」
です。

会社人生においては異動が節になると思います。
新しい職場や仕事に就くことで「節」ができることになります。
竹は節があってこそ10mを超えるまでしっかり成長できます。
通常、植物の成長点は幹や枝の先端部分しか有りませんが、
竹は節毎に、成長点を持っています。
仮に、30の節があれば、大まかに言って、他の植物の30倍以上のスピードで成長す
ることが出来ることになります。

このように節の存在が竹に強度を与え、高く伸びる成長を支えているのです。

ただし、この「節」の部分はその形成に時間がかかります。

新しい環境ではいろいろ苦労されると思います。

ここで大事なことは自分が学んで変わること。
ご存知な方も多いと思いますがダーウィンの進化論の有名な言葉。
「生き残るのは、最も強い生き物でも最も賢い生き物でもなく、
変化に適応できた生き物」です。

新しい職場で、失敗や苦労を重ねながら適応し、立派な「節」を作って
成長していただきたいと思います。