「Monster」 @〜Q
浦沢 直樹 小学館
マンガである。
しかし読んでみようと思った。
マンガでも国分寺図書館にはあるのである。全18巻 2ヶ月かかった。
きっかけはNHKのプロフェッショナルの放送を見たからだ。
2007年3月15日 トークスペシャルで天才指揮者大野和士さんと2人が登場した日である。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070315/index.html
その前にも浦沢さん独自のものもみており非常に興味を持っていた。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070118/index.html
手塚治のマンガを子どものときに見て、線が震えているのを理解していたというのだからハンパでない。
マンガとは自分の脳にある情景をそのまま紙に写す。それが難しい。
で、作品を見たが、何かスッキリしないような、変な感じである。
人がたくさん死んでいくので気持ち悪いということもある。
Drテンマが振り回される。
浦沢さんが言っていたけれども、最後のシーンは見えていて、そこにどうたどりつくかという旅が作品なのである。
だから常にマンガに緊張感がある。
しかしだ、しかしだ。テーマが何なのだ。
生か死か愛か。
最後まで晴れやかにならないので悶々とするマンガであった。
2000万部売れたのであるからすごいのだが…。
今度は浦沢さんの違う作品を読んでみるかな。
なお、大野さんの放送はこちら。
この人もすごかった。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070125/index.html