「森信三先生の教えに学ぶ」 

 寺田 一清  致知出版社

     


長野市 伊那市の「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業株式会社の社是は
「いい会社を作りましょう」の一語であり、
その方針は、誠意・熱意・創意の三意であります。

 ⇒ なんだか私のモットーと全く同じだ!

ということでHPで会長の言葉を調べた。
当然、共感を覚える。

http://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/profile/speech.html

会社の真の目的は、会社を構成する人々の「幸」の増進を計りながら、
様々な分野で社会に貢献することであり、成長も利益もそのための手段であると信じます。
 会社をとりまく全ての人々(仕入先、得意先、地域の皆さん、従業員)の為に、
会社が常に適正な成長をしながら永続する事こそ企業のあるべき姿であり、企業の価値ではないでしょうか。
 会社が永続し常に一定の発展をするためには、社員の人間的成長こそ大切と考え、
常により良い社会人を育てるべく、社員の人間教育にも力を注いでおります。
 単に経営上の数字が良いというだけではなく、
より多くの方々が日常会話の中で「いい会社ですね」と言ってくださるような会社づくりを目指します。
どうぞ温かなご指導をお願い申し上げます。


代表取締役会長 塚越 寛


◎ 朝のあいさつ人より先に
   − 生き方の基本

あいさつの挨は、ひらくを意味し、拶は迫るを意味するものです。
また、あ−あかるく、い−いつもいちに、さ−さきにさきがけて、つ−つづける
とも言われています。

あいさつの第一条件は、なんと言っても明るい声で、第二は、人より先に、第三は笑顔を沿えて
ということでしょう。
そしてなお、言うなれば、相手のお名前を一言添えて
ができれば、最高と言えましょう。





「ラッキー、クッキー、ウィスキーと唱えてごらん」
そうするとステキな笑顔ができます。
笑顔の習得、これも日ごろの修練、習慣の積み重ねです。
笑顔ひとつを軽んずることなかれ。


◎ 「畏友」(いゆう)
とりわけ「畏友」と呼べる友人をもつことの大事さを、森先生は力説されました。
それは双方が相手に対して、単に親愛の情だけでなく、一種尊敬の念を持って交わる間柄であります。
もちろん、親子、兄弟も大事な人間関係ですが、それに劣らない関係として、師弟関係があります。
それに加えて、畏友という関係も見逃せないものと思われます。
森信三先生の畏友について考えてみますと、信州中野の長島亀之助先生ではなかったかと思われます。



森先生の語録集の「一日一語」の中で最も親しまれている言葉は
「人間一生にうち、会うべき人には必ず会える、一瞬早すぎず一瞬遅すぎない時に−」





◎ 日本婦道記
   − 日本男性必読の書 −

「新潮文庫」 山本周五郎 
森先生が90歳を過ぎて、訪問客に必ず渡していた本

11篇の短編集だが日本女性の心根の美しさに心ひかれる との感想を寺田さんは書かれている。
私も読んでみることにしよう!



◎ 國方さんの寄稿論文のことが133〜135ページに掲載されている

最後の結びだけ引用しておく

私も早速、この一文を拝読し、つぎの言葉に感動しました。
★一生懸命に掃除すると、気づく人になれる。
★いつも人を喜ばそうと心がける人は、気づく人になれる。



◎ぼくもわたしも三冠王 

と教えてくださったのは、鍵山秀三郎先生です。
関心
感動
感謝
の「三冠王」には、心がけ次第でなれないとは限らない。

何事にも関心を持つこと
人に対しても、物や出来事に対しても、まずは興味や関心を持ってみる。
うれしい・たのしい・おもしろいと、興味関心を抱く。
これは人生を楽しく生きる秘訣のひとつです。
つぎに物事に感動する気持ちを忘れないことです。
さすが・なるほど・すばらしい です
そして最後に感謝の気持ちを持つこと。
その感謝は言葉や行動で示すことが大事で、心に思っているだけではダメですね。


以 上