「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」

 新潮文庫




楽天の期間限定ポイントの消化で本を購入。
調べていたら面白い取り合わせなのと文庫本なので購入して読んでみた。

村上春樹の本は読んだことがない。
河合さんの本は「泣き虫ハアちゃん」で読んで、いいなあと思った人なので、その取り合わせが面白いと
思ったので取り寄せた。

河合さんが聞き上手だと思った。
とてもいい対談だった。

村上春樹はやたら英語が出てきて閉口したが、河合さんも米国勤務があるのでよく理解しているので
読者としてはありがたかった。


河合さんが臨床心理学者で文化庁長官だったことは初めて知った。

かように村上さんよりも河合さんの方に興味を持ったのである。
村上さんのテーマはどうも好きになれない(本を読んだことがないせいかも知れないが…)

河合さんの「箱庭療法」 には興味を持った

村上さんが河合さんの
「われわれは苦しむための結婚するんだ」 を取り上げていたが、(自分の欠落を埋めるのは自分自身、結婚とはそのためのマッピング)

河合さんは、最後はこんなおもしろいことはないんじゃないか と言っていることをお忘れなく、と。