「任侠書房」
今野 敏 中央文庫
これまた今野敏だ。
家内が好きなので、良かったと言って回してくる。
1955年生まれは家内と同じだ。
価値観が似ているので、とても読みやすいのだ。
暴力団とやくざの違いを出しているような気がした。
やくざの親分が傾いた出版社の社長となっていろいろなことが起こるが
最後は見事な立て直しができるハッピーエンド。
息をつかせぬ展開。
スリル満点。
場面情景もしっかり見えてる。
そしてユーモアもある。
見事だ。
主人公の代貸(ナンバー2)日村さんには本当にお疲れさまでしたと言いたい。
あのマル暴の甘糟刑事が登場してきたのはほえましかった。
読後感がとてもいい作品である。