「拉致と決断」

 蓮池 薫   新潮社

家内から薦められて読んだ。

蓮池さんはすごいと感心した。私たち夫婦よりも少し若い。(1957年生まれ)

日本人同士で結婚して子供ができたが、朝鮮語で育てているのである。

子供の将来を考えたときに自分たち夫婦が日本人であることを隠し通さねば生きていけないという覚悟。

北朝鮮での生活を克明に描いてくれており様子がよくわかる。

上っ面ではなく拉致被害者の置かれた状況、心理的葛藤を理解してほしいという願いで書かれた書だ。


四国新聞11/25日曜日に書評があったので引用しておく。