マンガでやさしくわかるレジリエンス
久世 浩司 日本能率協会マネジメントセンター
ここは心が折れないための心理学的なアドバイス書のような感じであり
レジリエンスの本質をついておらず、ハウツー重視の感を持った。
新書の方を断然お奨めする。
◎ SEL教育
これは知らなかった。
海外では「SEL(社会感情教育)」が中学校などで教えられ、
友人との対人関係のあり方やいじめの防止などに活用されている。
SEL(Social and Emotional Learning)
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~koizumi/newpage2.html
マンガ本といいながら、文章が非常に多い。
これは詐欺ではないかいな。
マンガならマンガ一本で通すべきと思った。
人間関係の対処方法にパート3までは終始。
自分では既知の内容であったのであまり参考にはなかなかった。
若い方々にはわかりやすいかも知れない。
どうも対象は30歳までくらいなのかもと感じた。
おお第4章では彼氏の実家が高松であった。
そして彼氏の実家は当然ながらうどん屋であった。(笑)
うーん4章でも文章が多い。
そしてネガティブな表現が多くなりすぎている。
自己効力感を高めることが大事と説いているのだが、
いまひとつであった。
残念だ。
マンガでもっと解説さればいいのだができていない。
マンガでは最後の5章がよかった。
自分の強みを知り、それを活かして仕事をすれば
楽しく、そして結果も出る。
そのための質問は
「私が得意なことは何か?」
「私を活気づけてくれるのは何をしているときか?」
「自分がワクワクするのはどんなときか?」
その答えに関連づいたことが、自分の強みなのです。
⇒ 私は人の話を引き出し元気づけること、そして人を繋ぐ場づくりができることかな
だからコミュニケーション・ファシリテーターと称している
久世さんが紹介する「人格としての強み」WEB診断ツール(無料)
http//www.positivepsych.jp/via.html
やってみたが、ここでは個人登録(名前、年齢、E-mail)が必要だった。
結果、私は向学心がトップとなった。
◎ 働く意義とレジリエンス
意義を持って仕事をしている人は、高いレジリエンスを持っています。
⇒ コミュニケーション・ファシリテータとして私が引き出そうとしていることはまさにこのことなのです。
大事なことは、やらされ感を持って仕事をするのではなく、
主体的にやりがいを持てる仕事をすることです。
⇒ これも私の求めていることです。
心理学でも、人は、
「自分で選んだことをやりたい」
「能力を発揮したい」
「人々とつながりたい」
という3つの基本的欲求が満たされているとき、動機づけられ、
生産的になり、幸福を感じることがわかっています。