「組織は人なり」

  野中 郁次郎 (著, 監修), 吉田 久 (著), 成田 康修 (著), 坂井 秀夫 (著), 平田 透 (著), 磯村 和人 (著), 咲川 孝 (著),
  東京電力技術開発研究所ヒューマンファクターグループ (編集)





この本はEPSONの畏友のYさんから教えてもらって昨年に読みました。

東京電力のヒューマンファクターセンターが組織論の第一人者である野中郁次郎の
監修のもとで発刊しているというので、期待を持って読んだのですが残念ながらイマイチでした。


2009年の私の新年の挨拶に引用していますので、それを書いて読後記に変えます。

昨年暮れから連載している小森さんの主張と非常に似ているな。
(小森康充氏「すべらない商談力」)

それを難しく書いているような印象を持ちました。
ということで、今連載している内容は非常によいのではないかと確信を得たところでした。

この著書に中で、年頭にあたり、営業部員への言葉としてふさわしいものが見つかったので、それをご紹介します。

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楽しめる仕事の条件とは (社会心理学者 チクセントミハイ)

・変化に富むこと
・適切で柔軟な挑戦
・明確な目標
・直接的なフィードバック

営業マンは、
時代の変化にさらされる仕事であり、
常に売り上げをあげられるわけではない。
とはいえ、彼らは、他社の動向、製造ラインからの要望、販売店との調整など、
挑戦すべき課題を柔軟に設定できる。
また、売り上げや市場シェアなどの明確な目標を立てることができる。
そしてさまざまな取引先や顧客から苦情や感謝などのフィードバックを受けることができる。

このような視点から見れば、営業マンの仕事には、仕事を楽しむための条件が整っているのである。

このような条件を意識して、仕事を捉え直したなら、あなたの仕事も楽しみ、かつ長いあいだ働き続けることができるに違いない。
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みなさんがこの条件を肯定的に認識できるように、営業本部長として条件整備に努めていきたいと思います。
一緒に頑張りましょう!

本年もどうぞよろしくお願いします。