「署長サスピション」
今野 敏 講談社

【内容紹介】
変幻自在の窃盗犯・怪盗フェイクが、藍本小百合が署長を務める大森署の管内を荒らしていた。
そんな中、公金の保護を名目に大森署の署長室に大金が持ち込まれると、怪盗フェイクから挑戦状が!?
『小説現代』掲載を単行本化。
競艇で戸高が当てた万船券2000万円と怪盗フェイクの謎解きに美人署長が臨む。
はらはらで困惑は貝沼副署長、かれの目線で物語が進行する。
家内はやたら人物が登場してくると言っていたが、まあ署長となるとそれは仕方がない。
名前が竜崎ほど出てこないのでつい忘れてしまう。藍本小百合署長である。
どうもピンとこない展開で決着もこんなもんでいいの?といった感じで終わった。
まあ、喜劇っぽく演出すれば面白いかもしれない。
ただコンタクトを入れて署長を拝んだ50台の課長が気絶するほどの美人を誰が演じるのかというのが
一番難しいキャスティングだろう。