「諸葛孔明 人間力を伸ばす七つの教え」
−中国ビジネス思想の源流を知る−

姚 磊 著 金 光国 (他)訳    日本能率協会マネジメントセンター



中国の姚磊(とうれい)さんが書いたものを翻訳しているという変わり種。
孔明の弟子の姜維(きょうい)の言葉として語らせている。
これまた家内が図書館から借りてきた。

読みやすい本でありあっという間に読めた。
内容的には既知のことばかりであったので、引用する箇所はあまりない。


◎ 学習
 人間が成長をはかるには学習が必ず必要。
 読書とともに、実生活からさまざまなことを学びとること。

◎ 自分に問いかける
 大事業を成し遂げるには、自分をよく知る必要がある。
 これまで自分は何をしてきたのか、いま何をしようとしているのか、これから何をめざしていくのか。
 こういったことを整理し、自分なりのしっかりした答えを考えるのだ。
 自問自答することで、自分に足りないこと、人の教えが必要なことなどがわかってくる。


◎ 「学ぶこと」と「使うこと」
 学問とは、人間社会をより良くするするものであり、そう意識しながら学ぶことで身になるものである。


◎ 潜在能力を磨く
 人間の潜在能力は無限である。また、人間の能力の違いとは、潜在能力を掘り出す力の違いである。
 潜在能力とは、理想を現実に変える力のことだ。潜在能力を引き出す努力さえ怠らなければ、
 夢を現実にすることができる。なりたい自分になれるのだ。