「行儀をよくしろ」
清水 義範 ちくま新書
タイトルが気に入って買ってしまった。
Browken Windowsの話しを知ってから、形の重要性を意識するようになった。
行儀をよくすることが良き日本を作るということでは?と思い読み始めた。
文化を守らなければいけないというのが筆者の強い思いである。
教育は学校ではなく、社会全体が責任を持つもの。
それほどインパクトはなかったが、いくつか印象に残ったところを書いておこう。
子供に本を読みなさい!というが、親が読書をする子供は自然に本を読むようになる。
工業デザイナーの川崎和夫さんの教師たちへの講演で、
「仕事ができる会社というのは、オフィスが整然としています。
社員たちが自分をちゃんと管理できるんです。
しかし、小・中学校の職員室は無茶苦茶です。机の上の乱雑な人間に、どうして教育なんてできるんでしょう。
まず机の上を整理して下さい。」
「それから、学校へ来るとジャージの上下という姿になる先生たち、それはやめて下さい。
どうしてきちんとした服装でいられないんですか。あれでは、休日に家でゴロゴロしているお父さんと一緒です。
子供たちに尊敬できるはずではないですか」
これは全く同感である。
日本の原子力発電所はいつもきれいにしており海外からの訪問者がいつも感心している。
この文化は守り続けないといけない。
まずは形から入れというが、これは全く基本中の基本と言える。
総括として以下のまとめ
日本の文化としてあった「儒教的道徳感」を失うな!
◎ 我慢すること
◎ 人のことを思いやれ
◎ 人の目を意識した「節度ある」ふるまい →行儀