「よい加減のススメ」
加納 時男 日本電気協会新聞部
昨年、出版記念会パーーティ、と言っても2004年の参議院選挙へ向けての選挙パーティであるが、
に出席した際にもらった本である。
加納さんの著書は非常に読みやすくスイスイと読めるのがいい。
電子マガジンで発行していた2年分をまとめて本にしたものである。
加納議員の最大の功績は「エネルギー政策基本法」を通したことであろう。
エネルギーは国の非常に重要な政策のはずなのに、
避けてきたのが腹立たしい。
しっかり国会の場で議論して欲しいというのが我々電力業界者の思いであった。
これをしっかり形にしてくれた。
これは本当に素晴らしいことである。
国民が国家を意識するのはスポーツを通じてだけというのは寂しすぎる。
「国益」ということを、どうしてみんな議論しないのか?
あまりに日本人はおめでたすぎる。
こういった点で若い人を啓蒙しないといけないが、この本を読めば政治の世界が少しは身近に
感じられるのではないだろうか?
文庫本サイズであるし、読みやすいのでオススメできる。
イイカゲンを良い加減といい直して、中庸の功徳を勧めている。