12月26日

老いを忘れる秘訣
漢方養生訓 日経ビジネス2004年12月20日・27日号

 1日1回頭から足の先まで、全身をマッサージすると、90歳になっても
老いを忘れることができる。このことを日本を代表する病理学者で、乳児ヒ素中毒
を発見したことでも有名な妹尾佐知丸氏が自らの体で証明した。
 妹尾氏は病理学の研究を半世紀も続けた後、1つの結論に達した。
それは「人は血液循環が悪くなるから細胞の働きが衰えて、体が老化したり、病気になる」
というものだ。
 ……

 そこで、血液循環を良くするために、自らの手で頭、顔、首、胸、腕、腰、腹、腿、足先へと
順にさすり、背中は布団に押し当ててこすった。
それを毎朝起きがけに続けると、額のしわが伸び、腰痛、耳鳴りなども消え、
体調は一変して良くなった。

 ……




12月19日
數土 文夫 JFEスチール社長
日経ビジネス 12月13日号 編集長インタビュー

 危機感について僕が会社でよく言っているのは、日本はホワイト(カラー)の生産性が悪いと
いうことなんです。
この前、米IBMのルイス・ガースナー元会長に会った時、その話題になり、
「理由はひとつだ」と一致しました。
「日本のホワイトは自分を自己変革しようとしないからだ」と。
 ホワイトの生産性とは、誰も考えなかった新しいビジネススタイルを創造していくことなんです。

12月2日

竹中 登一 [山之内製薬社長]
日経ビジネス 11月29日号 編集長インタビュー

我々は、マイクロクロテクノロジーであり、ミリグラムテクノロジーでもある。
錠剤1つは大きくてもグラム単位なので、デリバリーを考えれば、世界のどこにでも
供給できる。省資源的な、日本に合った産業であると思っているんです。
ですから我々としては、この産業を日本に残したい。

(なるほど。島国日本が生き残るためにはマイクロ、ミニ、そしてナノの世界なのだろう。
デリバリーのハンデは相当に大きい)

橋本 晃明 三井食品会長
日経ビジネス 11月15日号 有訓無訓
「社員幸せにできないで株主還元なんて絵空事」

一番大事なのは社員であり、その家族であり、会社だよ。
昨年6月に退任した東洋水産の社長時代、IRの席で8年間、終始一貫
こう申し上げてきました。
よく株主のためにとご発言なさる経営者もいらっしゃるけれど、私は、まず社員を幸せにして、
会社をよくすることによって、お得意さんのお役に立てるという考え方です。
そうでないと株主への利益還元なんてできません。
お世話になった人や地域のためにも何とかして雇用を守る。これは経営者の責任です。


11月17日

日経新聞 11月17日 第二部 日経フォーラム「世界経営者会議」特集
非常に示唆に富んだ内容であったが、特に印象に残ったのが
やはり「人」に関するもので以下の2件。
特に永守氏の主張は非常に共感を覚えた。

ともにGEのジャックウェルチ氏のリーダー育成術を引き継ぐ3Mのマックナーニ会長
そしてウェルチ型M&Aの対極を行く永守氏の主張であった。
私自身が、ウェルチ氏のリーダー育成は非常に評価しているが、切った貼ったの買収術には
大きな疑問を持っているのである。


米3M会長  ジェームス・マックナーニ氏

優れたリーダー育てる 

2つ目に実施したのは、指導者教育を通じた個々の従業員の能率向上だ。
(1つ目は地域や組織を超えた共通の価値を改めて定義することであった)
全社共通の価値観を浸透させる上で最も重要なのが事業部、職場など各レベルで
指導者を育てることだ。
これは持続的発展を支える上で最も重要な要素であり、CEOとしての最重要な仕事でもある。
まず、
@ 会社の方向性を明示できる
A 目標を高く設定する
B 社員を鼓舞して社内を活性化する
C 創意工夫をする
D 経営理念を実行する
E 決めた目標に沿って成果を出す
という、3Mのリーダーになるのに必要な6つの条件を社員に提示した。

社員の潜在能力を効果的に引き出すには、
その価値を見極め事業につなげられるリーダーの育成が欠かせない。
従業員にはいろいろなタイプの人がいる。
例えば、若くして与えられた課題を次々に克服し順調に階段を駆け上がる人。
反対に、若い時には目立たないがその間に蓄積した経験や知識を生かして
管理職になってから急速に実力を発揮する社員もいる。
経営者にはその目利きが必要だ。
会社全体に満遍なく目を配り、最適なポストや昇進のタイミングを見つけなくてはならない。
優れたリーダーを育てる前にはこの目利きが欠かせない。

(略)


日本電産社長 永守 重信氏

社員の心変え企業再生


23社の再生を通じて業績が悪化するのは企業が病んでいるからだと感じている。
そして企業が病むのは社員の心が病んでいることにほかならない。

(中略)

社員がやる気をなくすと何が起きるか。
まず会社を休んだり遅刻したりするようになる。
23社で出勤率が高かった会社は1社もない。良くて90%、悪いと80%台前半だった。
次に工場や事務所が汚くなる。整理、整頓、清潔、清掃、しつけ、作法の6Sが悪化してくる。
6Sが悪くなると3Q(社員、製品、会社の質・クオリティー)も落ちる。

(中略)

企業再生は、人員削減よりもまず従業員の心を変える必要がある。
希望退職を募れば必ずいい人がやめていく。(割増退職金という)大きなお金をつけて、
競争相手に就職されれば、泣きっ面にハチだ。
「休まずに来てくれ」、「工場をきれいにしてくれ」とこちらから頼んで歩く。
こうして従業員の心を変えていく。休まずに来て職場をきれいにするという当たり前のことを
やってもらわないといけない。この2つで会社はよくなる。

(中略)

三協精機は過去3年、毎年100億円規模の赤字を出していたが、4年1月−3月期から黒字に
浮上した。変わったのは出勤率と3Q6Sの点数だけ。1年間で新製品なんて出ない。
同じ場所で同じ市場に売っているだけだ。
人を削減すればもっと早いかも知れないが、必ずどこかで副作用が出る。
社員の心を変えれば2年、3年先もどんどん会社がよくなる。
人間の能力の差は5倍しかないが、「ぜったいに売る」という意識には100倍の差がある。
人員削減無き企業再生は可能だ。
社員の心を変えるのはトップだ。従業員の心をつかみ、心が病まないようにするのが経営者の
仕事だ。



11月8日掲載

野村で続く部次長の流出
日経ビジネス 11月1日号 深層

債権畑が力増し、株式畑に不満

 部次長流出の背景には、社風の変化もある。組織が内向きの縮み志向になったと社員がとらえていることだ。
手数料ビジネスから新しい収益機会へ移る中で、こうした社風がマイナスに作用しているという批判が社内にある。


社内調整に手間、三菱自も逸す
「分厚い資料を作り、御前会議に何度も提出しなければならない。
顧客への営業よりも、社内の根回しに時間がかかる。意思決定の速さが野村のよさだったのだが、
自由闊達さが失われてきている。」
ある若手社員は不満を述べる。


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あの野村ですらこういう状況に陥っているのか。
こういう官僚主義は大嫌いだ。
何のために仕事をしているのか、顧客重視が崩れるとき、会社は存在意義を失う。
と思う。


11月3日掲載

「ピラミッド」は「文鎮」に勝る
日経ビジネス 10月18日号 経営者の眼  後藤 卓也 花王会長


文鎮型では人材が育たないと考えるからだ。

そもそも人材が育つには、判断をする場が必要だ。
(中略)

入社3年目と10年目、20年目の社員が同じ判断しかできないのはおかしいし、それでは困る。
大事なことは、情報を持っていることよりも、何を感じてどう行動するこのかだと私は思う。

(中略)

私が人材育成にこだわるのは、フラット化であれ何であれ、あらゆる問題を解決できる「理想の組織」は
ありえないと考えているためだ。組織を決定ずけるのは所属する構成員のパーソナリティとコミュニケーションに尽きる。

(中略)

組織を作って人を配しても会社は機能しない。
実際にやらなければならないのは、組織の重要な構成員を育てることだ。
そして彼らが立場立場で判断のできる人材となれば、ピラミッド型は早くて強い組織にもなる。

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全くの同感である。
ヒエラルキー組織は組織員が官僚的にならない限り非常に合理的な組織なのである。
人材を育てるのに適している。

今の業績評価は個人に焦点を当てすぎている。
常盤さん、後藤さんと花王のトップはよく理解されていると思う。

今後もこの二人の発言はマークしてゆきたい。




「清潔」「快適」に執念
日経ビジネス 10月18日号 ケーススタディ イオンのモール事業
 
イオンモールの川戸社長は全国17箇所のSC(ショッピングセンター)を毎月1回必ず巡回する。
その際、決まってチェックするのが施設内のトイレだ。トイレを見れば清潔が行き届いているかが分かるので
現場でも「トイレを1日8回清掃する」ことが最重点事項となっている。

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トイレの掃除は大事である。
私も支社課長の時代に分室のトイレが汚かったときに
K支社長から、ぼろくそに怒られたことがある。
「お客さんが必ずいくところなんだからいつもきれいにしておかんかあ!!!」

おっしゃるとおりです。
その後、自分で掃除をしていたら部下が課長にはやらせられないということで
やってくれるようになりました。
最近ではトイレクイックルなどいい掃除用具が揃っているので助かります。
掃除しているときにしゃがんでスーツのズボンを破ったのが思い出です。

我が家でも人が来るというと、家内が必ずトイレを掃除します。
これはえらいと内心思っております。

10.9掲載

花王の元会長の常盤文克氏は師事する方である。
お会いしたことはないが、その経営哲学は大好きである。
日経ビジネスの定期購読により同氏のレポート【知と質の経営】が見られるようになったのは
非常によかった。
ひとこと欄で引用してゆこうと思ったが会員限定であるので公開はできない。
タイトルだけで我慢してもらおう。

【知と質の経営】「モノづくり立国」再考

  今回はいつもと少しトーンを変えたいと思います。
今、日本のモノづくり(製造業)は曲がり角に来ています。
日本を支えるモノづくりの今後の「在り方」について考えてみます。
日本は、「モノづくりの技術は世界一流で、これを磨き上げ続けていけば世界に恐れるものなどない」と、
国から企業に至るまで、そう思い込んでいる節があります。しかし本当にそうでしょうか。


2004.09.08 UPDATE
【知と質の経営】東西の“思考の壁”を乗り越えよう

  グローバリゼーションという言葉が使われるようになってもう随分と年月が経ちました。
そろそろ「グローバルとは何か」を再考する時期にさしかかっているのではないでしょうか。
  これまで私たちは、グローバルという言葉を主に企業活動など経済的な概念として扱ってきました。
しかし、その背後にあって、ビジネスの土台をなしているそれぞれの国の文化や社会もグローバル化
していることを見逃してはいけません。今まではグローバリゼーションと言っても、それは米国化、
言い換えれば“アメリカかぶれ”の風潮のようなものだったと思います。

(常盤さんの薦めでこの本を買いました)
いいところを突いていて面白いなと心に響いた本が書店の店頭で目にとまりました。
米ミシガン大学の社会心理学者、リチャード・E・ニスベット教授が書いた『木を見る西洋人 森を見る東洋人』
(原題「The Geography of Thought」、村本由紀子訳、ダイヤモンド社)という本です。

10.8掲載

久住 静代  原子力安全委員会委員
 
日本原子力学会誌 2004年8月号
巻頭言 フレッド・ハッチンソン癌センターの思い出によせて
 
 
松原先生の後任で今年から原子力安全委員に就任された久住先生は非常に穏和で優しい印象を受ける。
2回ほど挨拶でお話しただけだったのだが、いきなりの原子力学会誌の巻頭に登場されるとは正直言って驚いた。
そして、その巻頭言の内容もまた非常に示唆に富むものであった。
思わず、ひとこと欄への掲載を決めた次第である。
 
F/H(フレッド・ハッチンソン癌センター)では、ありとあらゆる作業を役割分担し、マニュアル化することによって
チーム医療を整えていました。
すべてをマニュアル化するということは、米国独自の国民性によるところが大きかったかと思いますが、……
 
(中略)
 
…スタッフはマニュアルどおりに作業を行うように訓練されていました。
 
(中略)
 
 この膨大なマニュアルとそれに従って実施される医療現場の光景に出くわした私は、
「これでは人は、まるでロボットではないか。患者も医療スタッフも不満を募らせているに違いない。このようなやり方は
そこかで破綻を生じている。」と思いました。
 
 
医療を受ける側にはスタッフに対する強い信頼が生まれていることに気づきました。また、スタッフの側にも、日常の
作業をただマンネリ化した状態で処理するといった雰囲気はなく、それぞれが真剣に自分の果たすべき役割を
認識し、昨日よりは今日、今日よりは明日をよりよいものにしようと考え、判断しながら作業を行っていることを
認識しました。そして、F/Hは、考え方や判断のヒントを提供する場として、様々なカンファレンスミーティングを
開き、……  広い分野の専門家が加わって議論をしているということも分かりました。
 
今日をベストに生きるということを考える場でした。
そこでは、マニュアル化に伴う負の側面はひとつひとつ克服出来る可能性を感じることができます。
 
 


ホンダ ブランドは現場が作る
日経ビジネス 10月4日号 特集 日本ブランドの逆襲
 

埼玉製作所では現場の提案をより早く取り入れることが出来るようにと、
今年から現場のユニットリーダーと呼ばれる人たちに1件当たり10万円の
決裁権を与える仕組みを作った。ユニットリーダーは工程の責任者で、
現場の係長クラス。10万円以内なら、上司に決裁を仰ぐことなく、
治具を作るための機械を買うことができる。
また、年間12万円までを社内外の研修費として昨年から自由に使える
ようにした。一部の人たちは航空会社や鉄道会社の整備工場に行き、
事故を未然に防止するための保守技術を学んできたという。
「職場の中だけにいると、いつも自分たちの技術が一番だと思ってしまい、
外から学ぼうとしなくなる。それが最も危険だ。航空機の技術を自動車の
加工組み立てに利用しようという発想も生まれない」と佐川・埼玉製作所長
は言う。

はしごを外して火をつけろ
 
 こうした無理を現場に押しつけるのはホンダの伝統でもある。
「できる社員ほど無理難題を言い、できたらさらに無理なテーマを与える。
その連続が人を成長させる。
無理に挑戦しなくなったらホンダは終わりだ」と
栃木製作所の桑田耕作所長は言う。



10.1 掲載

松本 冠也 パイオニア会長
日経ビジネス 9月27日号 有訓無訓
「管理は経営にあらず」

組織が大きくなると「管理」することが必要になってきますが、
それは「経営」することと同じ意味ではありません。
経営とは、世の中にとって何か新しい価値を生み出すことであり、
管理の目的は現状を維持することです。
経営が管理に堕した時に企業の輝きは急速に色褪せていくのだと思います。


稲盛経営12カ条
日経ビジネス 9月27日号 特集 稲盛イズムは不滅か 京セラ 成長の限界に挑む

1  事業の目的、意義を明確にする
   公明正大で大義名分のある高い目的をたてる。

2 具体的な目標を立てる
   立てた目標は常に社員と共有する。

3 強烈な願望を心に抱く 
   潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

4 誰にも負けない努力をする
   地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

5 売上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える  
   入るを量って、出ずるを制する。
   利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

6 値決めは経営
   値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは1点である。

7 経営は強い意志で決まる 
   経営は岩をもうがつ強い意志が必要。

8 燃える闘魂
   経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要

9 勇気をもって事に当たる
   卑怯な振る舞いがあってはならない。

10 常に創造的な仕事をする
    今日より明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。
    相違工夫を重ねる。

11 思いやりの心で誠実に
    商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること、皆が喜ぶこと。

12 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
    
(特集記事の中から抜粋)

京セラが発展し続けるために一番の課題は何か、という問いに、稲盛も
「何よりも人材育成だ」と語った。
京セラ流の経営手法は優れるが、コンパや理念継承など社員のベクトル合わせ方は独特だ。
稲盛イズムを体得した幹部の育成が追いつかなければ、強みの多角化戦略も揺らぎかねない。


和知 孝 デルモ会長兼CEO
日経ビジネス 9月20日号 有訓無訓
「企業風土改革とは挑戦できる環境づくり」

企業風土改革に奇策はありません。
その過程では当然、失敗もひずみも出てきます。
それでも一つひとつ乗り越えながら、社員が挑戦しつづけられる環境をいかに担保していくか、
それがトップの大切な役割と意識しています。
日本は資源が少ない国です。
当たり前ですが、それだけにこの国の繁栄は人をいかに生かすかにかかっているということを
最近強く感じます。




石川 迪夫 独立行政法人 原子力安全基盤機構 技術顧問
保全学会誌 vol.3 No.1(2004)

保全こぼれ話 「おじんの保全学講座」

原子力安全にも大きな変化がある。この動きを正確に知らねば、捉えねば、混乱が起こる。
これまでは原発建設の時代だったから、安全設計とか安全審査に安全の重点が置かれてきた。
今はもう建設ラッシュが終わり、発電所を効率的に運営する運転管理の時代だ、
安全の重点が保全に向かっているのだ。
この変化を日本の原子力界は捉え損なっていた。
その現れが東電事件だ。
保全を忘れていたわけではないが、保全の重要性が高くなっていることに気づいていなかった。



2004.9.7

これまでは日経ビジネスは回覧で見ることができていた。
しかし職場が変わり、回覧は激減。
日経ビジネスは愛読していたのでさあ困った。
そこで定期購読をすることにしました。
3年間でクレジット支払いなら1割引きで40500円。
1冊あたり半額以下の270円なら十分安い。家族で読んでいる。
 
平尾 誠二 
ラガーマンの眼  日経ビジネス 2004年8月30日号
 
耐える価値があり、それが勝利などによって報いられるから、
プレーヤーは苦しい練習や環境に耐えられる。
耐えるために耐えているのではない。
「苦しむことで鍛えられる」などと言う指導者がまだいるが、
苦しいだけで人間が磨かれることは決してないと思う。


トーリ監督 (NYヤンキース)  
 2004.4.27
 日経新聞 LIFE&BALL
 
私はこれまで、ベースボールから人生について多くのことを学んできた。
楽天的であること、
信念と意欲を持つこと、
心遣いをすること……。
 
 
丹羽 宇一郎 伊藤忠商事社長
日経ビジネス 3月8日号 有訓無訓
「衰退は食い止められる」

企業も同じだ。
老人国家ならぬ「老人企業」は衰退の道に入る。
私は伊藤忠商事の人事担当者に対し、高卒や専門学校の新卒採用を検討するよう指示を出した。
まずはグループの人材派遣・教育会社で一括して採用をし、一定の基準に達した優秀な人材は
若いうちに伊藤忠商事本体で働けるようにしたい。
もちろん、結果を出せば経営幹部にまで上がれる道筋をつけただ。
 現段階では私の構想でしかない。ただ、これが実現し、元気のいい若者を多く採用できれば、
社内に活気がみなぎると信じる。人口問題同様、効果が出る場合には時間がかかる。
だからこそ、今、取り組むべきなのではないか。
  
 

山崎 照幸 ヤマザキマザック会長
2004.3.10
(非常に共感を持ち強いインパクトがあったが、なかなか書き留められずにいて、コピーをずっと暖めていた。

日経ビジネス 1月12日号 有訓無訓

「人材は帳簿外の最大資産 目先の利益より先行投資」

 


今まで、私は当たり前のこととして、あまり認識してこなかったのですが、最近はこの4つに加え
(1 どんなに苦しくても新しい技術開発に努力と投資を惜しまない
 2 生産設備に対して投資を惜しまず、最新の設備を整えること
 3 世界各国にきちんとアフターサービスのできる販売網を築くこと
 4 常に損益分岐点を下げる努力を怠らず、健全な財務体質を作ること)

社員を大切にする、終身雇用は何としても守る、ということが大変重要だと痛感しています。
 …中略

 私は日本の製造業が終身雇用をやめて良いことはほとんどないと思います。
「社員はバランスシートに出ないけれども、企業にとって最も大切な資産である」という
気持ちを経営者が持っていなければ、どうして企業が厳しい競争を勝ち抜けるでしょう。

2004.1.15

プレジデント 2004.2.2号
松井秀喜の「大リーグ日記」
一塁側ベンチの黒板にある恩師山下監督の教え

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる



2004.1.2
今年の初詣で地元の国分寺へ行ってお賽銭の御礼にもらってきました。

つもりちがい人生訓  
   四国80番札所 讃岐国分寺

高いつもりで 低いのは  教養
低いつもりで 高いのは  気位

深いつもりで 浅いのは  知識
浅いつもりで 深いのは  欲望

厚いつもりで 薄いのは  人情
薄いつもりで 厚いのは  面の皮

強いつもりで 弱いのは  根性
弱いつもりで 強いのは  自我
  
多いつもりで 少ないのは 分別
少ないつもりで 多いのは 無駄

長いつもりで 短いのは  一生
長いつもりで 短いのも  一生


ひとことページの掲載について

2003年ひとこと