「アンカー」
今野 敏 集英社
(内容紹介)
報道番組の記者・布施は、10年前の未解決事件に関心を寄せる。
警視庁特命捜査対策室の刑事・黒田は、この件の継続捜査を担当することに…。
異色コンビが活躍する「スクープ」シリーズ第4弾。『小説すばる』連載を単行本化。
(著者紹介)
1955年北海道生まれ。レコード会社勤務を経て、執筆活動に専念。
「隠蔽捜査」で吉川英治文学新人賞、「果断」で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞。
タイトルの意味がよくわからなかったが、ニュースキャスターのアンカーパーソンのアンカーだった。
民送のニュースイレブンのデスクを中心に書かれていたが、
展開が非常に遅く、はっきりいってイライラして面白くなかった。
家内は布施記者がすごくいいというのでとても面白いと言っていたのだが
私にはこの作品はハッキリいってスカだった。
継続捜査ゼミのほうがずっとおもしろかった。
ニュースキャスターのアンカーとしての使命感は、国谷裕子さんの著書「キャスターという仕事」でよくわかった。
個人的には民送のアンカーパーソンのことはあまり評価しない。
クローズアップ現代の国谷さんはすごかったと思う。
なんでこんな人を降板させたのだろう。